4年前「陶額の中に螺鈿を入れる作品を一緒に作らない?」とヤマポタ山口君から声をかけてもらいました。
「素敵なモノになるかなぁ、、??イメージ湧かない、、」と思いつつも、お互いが参加する展示会へ向けて、何点か作ろうという事になりました。
山口君から試作の陶額が届き、
陶額を見た途端に私の疑念は吹き飛び、「かわいいー!めちゃくちゃ素敵やん!」と心がワクワクして、直ぐにどんな中身を作りたいのかイメージが湧きました。
螺鈿陶額の仕事をして4年が経っても、製作時のワクワクした気持ち、出来上がった時の心が動く気持ちは変わりません。
螺鈿陶額をお求め下さった方々は、面識の無い方でも、こんな風に飾っているとお写真を下さったり、どんなに作品が好きかを伝えて下さったりして、製作時に覚えた気持ちが伝わっているのだと本当に嬉しい気持ちです。
螺鈿絵だけでは動かない空気が、陶額に入れた瞬間に、
祈りや悦び、楽しさ切なさを作品の中に見る事ができ、額の中に自分だけの世界が現れます。
この仕事に出会えて良かったなぁと嬉しく思っています。
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来年の1月に螺鈿陶額の展示会を
丹波篠山にあるuneさんにて開催させて頂く事となりました。
ただいま、脳みそがぺっちゃんこになるくらいにアウトプットしまくって製作中です。
沢山の方に楽しんで頂ける展示会となりますように。
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『推察と沈黙に熟す』
2020・1/8〜16(12日定休)
10:00〜17:00
篠山 une -normal art of daily life